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社会福祉法人 愛燦会

人のコト

現役介護職の座談会

現役介護職の座談会

──まずは自己紹介もかねて、どんなお仕事をしていて、その中でご苦労や、やりがいを教えてください。

三輪

あいさんハウスは障害者施設で、利用者様の日常生活全般のお世話を普段はしています。利用者様は障害のある方なので激しく動き回ったりする方もいれば、自分で危険を察知できない方もいます。そういった方々の安全を確保することが業務になります。そういったところも踏まえて、朝起きてから夜寝るまでを、フルサポートさせていただいています。

白旗

管理だけでなく、現場にも入っているんですか?

三輪

そうですね、僕はずっと現場、ほとんどフロアにいます。だからリーダーとしての仕事といっても、これといって特別なものは無いような気がします。現場に入って、時々会議に出て・・・。どちらかというと、みんなからの話を聞く立場かな、と思ってます。みんなに指示を出してどうこうというより、「こんなことがありました」って言われて、「じゃあこうしようか」みたいな指示を出して、「じゃあそれは俺がやるよ!」みたいな感じで業務分担をしながら、仕事を回しています。後輩達の相談役という立場上、それがリーダーなのかなと、自分に言い聞かせてます。そのほかには、シフトを組んだり、締め切りのある業務を振られたりとか諸々ありますけど、基本、現場の職員ですね。

白旗

リーダーは何人いるんですか?

三輪

各フロアに一人ずつです。そこで、リーダー会議とかもありますけど。

──フロア会議やリーダー会議を運営したりもするんですか?

三輪

そういう場では、施設長や主任がファシリテーター的な役割をしてくれるので、自分は、そこで状況を報告したり、意見を言ったり・・・。まあ結構みんな、好きに発言したりして、その中で新たな議題が出てきたりとか。みんな普段から話したいことがあって、それを集約しながら自由に話し合っています。
苦労というと、リーダーに限った話ではありませんが、やっぱり人に自分の考えや思いを伝えるのが難しいという・・・。(相手の反応を)頭の中で何パターンか想定しながら、同時に「そう思ったとおりには行かないぞ」という事も念頭において行動する。それをした上で、本当ならリーダーとして指示を出すんですが、僕としては「お手伝いをお願いします」という感じで。そんな風にして、周囲に助けてもらっているという状態ですね。周りの人たちが、僕がもともとほっといたら仕事を全部抱え込んで倒れるまでやっちゃうってことを知ってるんで、「コレどうしようか、僕がやりますよ」って言うと、周りが仕事を取り上げてくれちゃうという。そういった形で基本仕事は回してますね(笑)。

白旗

それは人柄じゃないですか?それってプラスだと思いますよ。嫌いな人だったら絶対に手伝ったりしたいと思いますよ。

三輪

イメージ

いやあ、いつも「僕やりますよ」って言うと、「いや俺が」「私が」って。「じゃあお願いします」という感じですね。さすがに、若い子には、分からないこととか「これはこうやるんだよ」って指示を出しますけど。今、年齢層が僕からだいぶ上に離れた方と、逆に下は下で離れて若い人がいて・・・年上の方は僕のことを「危なっかしいから」と手助けしてくれる。若い人は、僕が頑張ってるのを見て、手伝わなきゃって思ってくれるみたいで。そういった空気の中で、日常の業務をまわしているという感じですね。

澤田

私は、今はグループホームで、全体のリーダーを任されています。業務としては、計画作成担当として1階の入居者のケアプランを作ったり、あと、全体の職員のシフトを作ったり、ほとんど現場はでていません。
全体の状況を把握して、主任に伝えたりとか、正直なところ、ちょっと浮いてしまっているような気もしますが(笑)。

白旗

現場には入らないんですか?

澤田

全くではないですけど、現場のところはユニットリーダーに任せているので。フロア会議にも出席しますが、そこで状況を聞いて自分なりの考えを話したりだとか、施設としての考えを伝えたりとかはあります。

インタビュアー

グループホームは昨年から体制が変わり、この一年間手探りでやってきて、やっと今の体制で組織立って動き始めたところですよね。特に澤田リーダーには、現場全体の把握と、施設としての考えを主任と共に作っていくことを期待しています。

澤田

そうですね。だから、入居者様に関するところはフロアに任せて、気になるところはポイントだけ指示や説明をして伝えて、あとは、どちらかというと職員の悩みや考えをダイレクトに聞いたり、そっちの方が大変さは、ありますね。ユニットのことはユニットリーダーに任せることが出来るんで、すごくありがたいです。なので、事務所の仕事の方が多くなって、現場の方も向いているんですが、どうしても浮いている感じがしてしまっています。居なくてもいいんじゃないかって思ったり。

インタビュアー

いえいえ、澤田リーダーのポジションからでないと伝わってこない現場の声とか、問題点というのがあるので、そういったものをある程度まとめて報告があるというのは、とても助けになると思いますよ。

白旗

統括リーダーという感じですね。

澤田

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本当に私も、三輪リーダーと同じで、助けられているという気持ちが強いです。自分が直接出来ない分、話を、状況を聞くというか、教えてもらっています。でも現場の職員は、どうしても自分の大変さを訴えて来るという中で、自分は現場に入らない分、客観的に見られるので、そういった視点での意見や考えを伝えていけるようにしています。そのくらいなので、本当にたいしたことは出来ていないなあと。

三輪

いや、でも現場の職員さんたちもだいぶ違うと思いますよ、話を聞いてくれる人がいるということでも、やる気とか変わってきますから。

インタビュアー

逆に澤田リーダーの上の立場の人も、澤田リーダーには相談できるっていうこともあると思いますよ。

澤田

あと、苦労というと、職員の皆さんが自分より年上の方ばかりなので、それぞれ皆さんが生きてきた中で、介護についても勉強してきたわけで、それを否定することは出来ないじゃないですか。それを受け容れながら、「この人にはどうやって説明していったらいいだろうか」って考えたり。人生の先輩でもあるし、正面からぶつかっていっても、逆に「若いのが」って思われてしまっては伝わるものも伝わらないので。だから、とりあえず話を聞く、というのが、自分に出来ることなのかな、と。でも、ユニットリーダーを信頼しているので、なんとかなっています。ユニットリーダーとは考え方も近いし、施設の考え方をそのままユニットで活かしてもらうようにしてくださっているし。なので、ユニットリーダーを軸にして話を聞いたり、逆に伝えたいことを伝えてもらったり、そのうえで結果を教えてもらったり、すごく助かっています。

白旗

僕いいですか?実は、僕リーダーじゃないんです。やってることは、ショートステイの相談員で、同じ業務では、部下・後輩もいないですし、上も、施設長、部長、主任がみえますけど、仕事内容とかポジションとしては独りで。だから、誰かの指示で動いているでもないし、下を育てているというかんじでもないんですが。なので、苦労という部分では、立場的にとても不安定というか・・・、事務所にいて、ケアマネとかご家族からの気持ちや要望を受ける事と同時に、現場サイドの思いも受け止めなければならないので、それがかみ合わないとか、ギャップがすごくあるなと感じることも多いんです。そういった中で、施設長、部長、主任といった施設としての思いも別にあったりして。ご家族やケアマネからは、利用者様のことを一番に思う気持ちがあって、もちろんそれが一番大切なのは分かるんですが、現場としては、ある意味「業務」として滞りなく回していかなければならないというのも重要で、実際自分もほとんど現場に入っているので、その気持ちや大変さも分かりますし・・・。

澤田

現場もやっているんですか?

白旗

ほぼ毎日、頑張っています。今日も早番でした。

インタビュアー

それは、お疲れさまでした。

白旗

だから余計に、現場の状況もよく分かるし、同時にご家族の気持ちやケアマネの意見もあって、どっちに対しても最終的にwin・winの状態にもっていきたいんです。現場にはどうやってご家族やケアマネの意見を伝えていくか、同時に、事務所の中で(ケアマネや経営側に)現場の状態をいかに伝えていくかという、結局、自分はそういう立場だな、と。自分は、上に立って下の職員に指示をしていくのではなくて、「繋ぎ役」の立場で、今は動いています。なので、やりがいというと、そこをいかに上手くできるかがポイントかな、と。現場の職員の方に、もちろん下の子達に対して色々見えてくることもあるんですが「これやれ、あれやれ」と上から言っていたのでは、絶対におかしくなってしまう。反対に、現場の声をそのままケアマネとかにぶつけても良い結果には繋がらない。なので、今自分が出来ることは、そこでお互いに上手やっていけるように、繋ぎ役、潤滑剤になっていくことだな、と思ってやっています。

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──これからの自分のキャリア(将来像)に対する、皆さんの具体目標また理想を教えてください。

三輪

理想を叶えられる自分になりたいですね。理想は利用者様が自由に過ごせる空間を提供することです。その先にある、社会順応性の構築(自立支援)を目指しながら・・・。職員が一丸となって、障がいを持った人達が地域で生活できるように支援していきます。そのためには職員の意見を聞きながら、工夫しながら上手に導いていく、そんな人材が理想の自分像です。

インタビュアー

理想を追求するために、自分が学ぶべきは何だと思いますか?そのために今どのような取り組みをしていますか?あわせて自身の認識している強みも教えてください。

三輪

自分は人見知りをするタイプなのですが、職員から見ると話やすく、愚痴なんかも積極的に言ってくれるんです(笑)。それも言い方を換えれば意見ですし、アイデアのヒントだと思うんですよね。それを活かすも、殺すも僕次第なわけですし。それをベースに上司や、他の施設にそのアイデア・提案を持っていく。みんなにとっていい橋渡し役です。
みんなが話を振ってくれたら見て見ぬ振りはできないですし、相談されたら見て見ぬふりをしない、それが自分の強みです。

インタビュアー

相談されやすい自分を有効活用して、今後とも良い仕事に結びつけていってくださいね。

白旗

私個人としての理想を言うと、法人・個人双方が成長し続けること、まずもってそれが理想です。毎日の中で、次のステップを探し、それを追及していく。
だって何らかの次のステップが見えなければ毎日がマンネリ化していくだけだし、自分のやっている仕事もその場で止まってしまう気がするんです。
例えば、先月よりは数字(稼働率)がよくなっているというような、何らかの実感を追いかけていきたいんですよね。

澤田

私はずっと現場を担当してきたので、どんな時でも、現場職員の意見に共感が持てるんです。現場第一主義です。
そんなわけで、今までは、法人としてというか愛燦会の考えとか気にせずにやってきた気がします。
今後に関しては、愛燦会が具体的にどんな法人なのか、もっともっと勉強した方がいいと思えるようになってきました。

──今後、幅広い視野も持って業務に携わるために何をしていますか?

澤田

例えばグループホームの強みを参考にして、愛燦会全体に置き換えた場合、どうすれば全体として良くなるのだろうか?みたいなことを考えています。

まず最初に、現場の意見が大事で、今も色々な事情も持ち合わせている環境を理解した中でも、上からの考えも聞いていかないと運営していけないし、自分の立場としての考えや意見も持ってないといけないと思います。そして現場のモチベーションや何かを作りたい気持ちも大事にしていきたいです。両方のバランスを今後は考えていきたいです。

インタビュアー

最近でも澤田さんは、施設にとって重要な案件を(他メンバーと話し合って)施 設長にプレゼンし、可決までもっていった実績があります。

澤田

今までどう動いていいか分からなかった自分が居たので、努力しました。

インタビュアー

自分が決めたことは存分にやりきる、その結果だめなら仕方ない。

澤田

そうなんです。やった上でだめなら仕方ないが、後悔はしたくなかったので。

インタビュアー

入職してキャリアを積んでく中で、自分の中で何が変わったのか教えてください。

三輪

私は、ひとりで何でもやるタイプなので、仕事を抱え込んでやる事が多かったんです。中でも祭り(施設毎、地域と連携して開催する)の人形を自分だけで作ったことなんかは、後ですごく叱られました。その時も、周りに相談してやっていかないといけないとすごく反省しました。
後は、昨年のチャレンジ研修でも収穫がありました。
研修のテーマとして、非常に大きなプロジェクトを実行するのですが、どう頑張っても自分ひとりではできませんでした。ただそのおかげで周りに協力してもらうことを覚えました。

白旗

一言で言うと真面目になりましたねぇ(笑)。過去を一言で言ってしまうといい加減でした。福祉の仕事は人の役に立つ仕事だと思います。利用者様、ご家族から『ありがとう』という言葉をよくかけていただきます。人からありがとうと言われる仕事を続けているうちに、もっといいものを提供しなきゃと考えて実行しているうちに、面白い話ですが、真面目になっちゃいました。
この仕事をする前までは人の事なんて全く考えていませんでした。
自分中心で、常に否定的に生きていた気がします。
職場環境で人って変わるんですよね。

澤田

長寿の里・津島でリーダーをやっていた当初は、現場職員との関わりが少し面倒くさかった部分もありました。

但し、職場をまとめるために自分の人見知りを改善して自分から何でも話かけるように心がけました。その結果人見知りも、完治しましたし、今では、人になれなれしすぎるくらいになりました。
また仕事を通して、人に甘えること、チームプレーの必要性を学んだと思います。

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